現在、コロナウイルスで在宅勤務を余儀なくされている方も多いかと思います。
また、業界によってはコロナで大打撃を受けている企業・お店も多く、今後さらに拡大をする見通しです。
リーマンショックを上回る不況になるとも言われています。
そんな状況に置かれて、
「このままじゃヤバいんじゃないかな」
「周りも転職活動始めてるって聞くし自分もやった方がいいのかな」
と焦りを感じていないでしょうか。
まだ20代・30代であれば、若さを武器に転職も可能だと思いますが(実際に求人情報は今も結構な数が出ています。)
とはいえ、コロナの収束が見えない今、無策で外に飛び出すことに対して躊躇してしまうこともあると思います。
今回は、
「もう、この状況でどうしたら良いかわからない。」
「とにかく将来が不安。特にやりたいこともない。」
「状況がどんどん変わっているが、置いて行かれそうで怖い」
という方に対し、今後の世の中の変化に負けない「今するべきこと」をお伝えしたいと思います。
僕自身、12年の会社勤めを辞めて、現在はフリーランスとして自分で人生を切り開いている最中です。
少しでもヒントになれば嬉しいです。
それでは早速いきましょう!
将来仕事に不安な20代・30代が考えておくこと
不安をなくし、前向きに仕事に取り組むためにやることは2つです。
- キャリアの棚卸しをする
- スキルを増やす
それぞれの解説をしていきます。
キャリアの棚卸しをする
まず始めに行うことは、自分自身のことを客観的に把握することです。
なぜなら、現在地点がわからなければ、ゴールまでの距離や、どういった道のりをたどれば良いか方向性がわかりません。
自分という人間が、「何が出来る人」で、「何に興味関心があるか」を自分自身が理解することが大切です。
「そんなこと言われなくても自分のことは自分が一番わかってる」という方もいるでしょうが、
なんとなく頭でわかっているつもりでも、実際に紙に書いたり、スキルチェックを受けると自分でも気づいていなかった特徴を感じられるようになります。
では、キャリアの棚卸しの方法について、今回は2つ紹介します。
- 適職診断サイトを活用する(無料)
- キャリアカウンセラーに相談する(有料)
1、適職診断サイトを活用する
こちらは、転職サイトなどを通じて、適職診断ツールを使って自己分析ができます。
簡単な質問に直感で答えていくだけなので、5分程度で終了します。
すると、あなたの特徴や、向いている仕事がレコメンド(オススメとして表示)される仕組みです。
自分では「この仕事は向いていないだろう」と思っていた業界・職種がオススメされることもあります。
僕も、求人広告営業に転職した時は、自分では営業職で検索は一切していませんでしたが(絶対向いていないと思っていた)、リクナビNEXTの適職診断を行った結果、「あなたに向いている仕事は営業です」と出て、そこで某求人広告大手企業の営業募集の求人がオススメされました。
結果として10年も営業マンとして働き、今ではフリーランスに転身したので、人生は面白いものです。
他にも、厚生労働省では、「ジョブ・カード制度」というものがあり、そちらのサイトでも自己理解・仕事理解・スキルチェックを受けることが可能です。
2、キャリアカウンセラーに相談する(有料)
キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)についてわかりやすく説明しているサイトがありました。
キャリアカウンセラーとはスキルや知識、興味といったさまざまな特性から、一番良いキャリアを目指すヒントを探して、キャリアデザインを手伝う専門家のこと。
キャリアカウンセラーは、クライアント(相談者)の悩み・気持ちに寄り添いながら、クライアントの主体的な仕事選びの支援を行う存在です。
注意をしなければならないのは、「クライアントが主体的に決める」ということです。
キャリアカウンセラーは「あなたはこの仕事にすべき」「この仕事は向いていない」などと、押し付けるようなアドバイスはしません。
よく、人材紹介会社の転職エージェントでも、キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントといった名称で募集広告が出ていたりしますが、彼らは実際は営業マンです。人材採用をしたい企業から紹介フィーをもらうことで生計を立てていますので、言い方は悪いですがカモにならないようにしましょう。(もちろん中には親身になってくれる営業マンもいます。)
キャリアコンサルタントは国家資格でもあるので、一定のスキル・知識を有している人でなければ従事できません。資格取得後も、5年毎の更新制となっているので、有効期限内の資格証を持っている方であれば、現役で活躍しているコンサルタントと言えるでしょう。
ただし、資格更新の為の勉強はしているが、実務経験はほとんどないという方もいますので、気になる方は実績を確認してみると良いでしょう。
キャリアコンサルタントの探し方は、下記のサイトから検索することが可能です。(現在3259名が情報公開中)
キャリアコンサルタント検索システム キャリコンサーチ
https://careerconsultant.mhlw.go.jp/search/Matching/CareerSearchPage
スキルを増やす
これから仕事をしていく上で、大前提の考えがあります。
それは、「一つの環境に依存せずに、常に他でも働けるスキルを身につける」ということです。
今までは、「新卒入社で・結婚・育児・昇進・定年、そして定年を迎えた後は年金や貯金でのんびり余生を過ごす。」
という流れが、人生のロールモデルとしてほとんどの人に当てはまっていました。
ですが、今や人生100年時代と言われ、平均寿命が長くなったことなどにより、従来の人生ロールモデルは当てはまらなくなります。
実際に大手企業を中心に「終身雇用の維持は難しい」という発言もあり、終身雇用制度が崩壊しつつあります。
更には、今回のコロナにより、在宅ワークが推奨され、従来のオフィスに出勤して仕事をするという常識もなくなりました。
おそらくコロナ収束後は、時間・場所に制約がない働き方というのが一層加速していくと思われます。
(既に、ツイッター社は、希望者の在宅勤務を「永遠に」許可する。という方針を発表しました。)
SNS大手ツイッターは12日、新型コロナウイルス対策として導入した在宅勤務を、「永遠に」認める方針を明らかにした。
米サンフランシスコに本社を置くツイッター社の、全世界の従業員は4000人超。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月初旬から従業員が在宅勤務している。
この自宅勤務の試みが成功していることから、業務がゆるすならこの体制を継続する見通しだという。ただし、オフィス再開後に出勤を希望するスタッフには、出社を認めるという。
これからは、自分の人生・キャリアは自分でデザインする時代です。
今までは、良い大学に入って、良い会社に入ることが一つの成功でした。勝ち組・負け組という言葉もありました。
しかし、「行きたくもない大学に高い学費を払うこと」も、「やりたいこととは違うけど周りの意見に流されて、有名企業中心に就職活動することも」本来無意味です。
そして、これからの時代はそんな価値観はなくなります。仕事はいつでも自由に選択ができ、いつでもやり直しができる時代です。
自分の生き方・キャリアは、自分でデザインできる世の中になります。
今まで世間の常識とされていた
- 転職経験は3回以内
- 35歳転職限界説
- 大手企業なら一生安泰
- 大卒ブランド
みたいなことは無くなります。
それよりも、
- 今までどんな経験をしてきたか
- どんな実績があるか、何が出来るか
- 今興味があること、夢中になっていることは何か
という、自分という存在に価値が求められるようになります。
なので、新しいことにどんどんチャレンジすべきです。
そして、それを自分の作品として、アピール出来るように形にしましょう。
例えば、
- 好きなこと、興味があることをSNSで発信する
- 出来ることを、ブログなど文章にまとめて発信する
- 友達と週末起業する
- 趣味に関連する、資格を取得してより専門性を身につける
そうやって、自分自身のブランドを高めていくことで、自分のことを好きになれたり、ファンがついたりします。
そして、大事なことは「スキルを増やす=机に向かって勉強することではない」ということです。
行動したことに対してしか、人は学べませんし、本当のスキルは身につきません。
「わかる」と「できる」は違います。
わかっている、知っているは、ただの評論家です。実際に手を動かしてみることで、失敗することもありますし、気づきを得ることがあります。
スキルを増やすために、行動をする。ということを、意識してみてください。
まとめ。これからのキャリアは人の数だけ異なる。
今回のまとめです。
- 今までと違い、人生は一本道ではなくなる。
- みんなと同じ道を「どの位置にいるか」という競争ではなく、人それぞれの違う道を選択できる
- 人生とキャリアは自らデザインする時代
- 人生の選択肢を増やすためには、スキルが必要。そのためには行動することが大事。
- ただし、自分一人では壁や悩みが生じるので、メンターやコーチを付けて客観的にチェックしてもらう。
自分の人生に責任を持つことはすごく勇気と覚悟がいるように感じますが、それを自由と捉えるかの違いですね。
とはいえ、決めるのは自分ですが、行動する人の周囲には必ず協力者が現れますので、まずは勇気を持って一歩踏み出していきましょう!
以上です。
今回も読んでいただきありがとうございました。