複数の仕事を掛け持ちしてリスクを分散!ポートフォリオワーカーを目指そう

「フリーランスは不安定だから将来が心配」「今はいいけど将来この状態が続くか不安」このように将来に不安を抱えていませんか?

会社員でもフリーランスでも1つの仕事で生涯安心という時代ではありません。先が読めない時代だからこそ、複数の仕事をこなしてリスクを分散することをおすすめします。

私自身、フリーランスになって現在6つの仕事を掛け持ちしています。その結果、1つの仕事が終了となっても、他の仕事でリカバリー出来るようになりました。

しかし、複数の仕事をどうやって増やしたらいいかわからない方も多いでしょう。そこで本記事では仕事の増やし方について解説します。

人的資源を分散して、万が一のリスクに備えましょう。

フリーランスは複数の仕事をこなすべき

万が一、今のクライアントとの取引がなくなってしまったら、生活が立ち行かなくなるフリーランスの方も多いのではないでしょうか。

実際に私も以前収入の60%を1社に依存していた時期があります。そのクライアントからの月の報酬額は10万〜15万円ほどでしたが、当時の私にとっては非常に大きな収入でした。

しかし、ある時に依頼が3万円ほどになりました。収入が半減し生活は大打撃でした。それ以来、1社で総収入の30%を越えないように複数のクライアント、複数の仕事を行うことを決めました。

このように、フリーランスはいつなにが起きるかわからない世界です。だからこそ、何かあったときに最小限のダメージで済むように設計することが大切です。

人的資本を分散するポートフォリオワーカーの時代

世界的ベストセラーとなった「Life Shift」では、ポートフォリオワーカーという概念が提唱されました。

ポートフォリオとは、金融の世界では株や債券など複数の組み合わせを言います。また、投資の世界では「ひとつのかごに卵を盛るな」という格言があります。

これは、一つのかごに卵を盛ると、何かがあったときにすべてが割れてしまうため、複数のかごに分散した方が良いという教えです。働き方も同様にリスクを分散する時代になりました。

昔は、何か一つのことを極めた方が良いとされていましたが、今は平均点以上のことを複数持ったほうが機会に恵まれる可能性が高いといえます。

複数の仕事をこなすときのポイント

業種を分散させすぎない

ポートフォリオワーカーを目指すのであれば、極端に業種や仕事内容を分散させない方が効率的です。たとえば、WebライターとUber Eatsの配達を掛け持ちは、上手くいかない可能性が高いです。なぜなら、Webライターは知的生産ですが、Uber Eatsは肉体労働だからです。

身体がクタクタの状態でWebライティングをしても集中できず作業がはかどらないでしょう。そのため、軸を決めてそこからずらしながら仕事を増やすことがおすすめです。

たとえば、私の場合は、Webライティング、求人広告制作、Webサイト制作、リスティング広告運用、MEOコンサル、ブログ執筆など、「パソコンひとつでできる仕事」という軸で仕事を増やしました。

苦手なこと嫌なことはしない

ポートフォリオワーカーを目指す際に必要なことは、苦手なことや嫌だと思うことはしないほうが懸命です。たとえばプログラミングが流行っているからといって、適性もなく好きでもないのに、プログラミング学習をしても苦痛ですし大して身になりません。

世間ではSNSが大事だといって、発信活動を頑張っている方もいますが、目的と手段が混同している方もいます。SNSで発信すること自体に意味はありません。その発信を見て、誰かが喜んでくれたり、役にたったと感じてもらえることに意味があります。

ちなみに僕はSNSが苦手なので発信しませんし、スマホにはSNSアプリが入っていないので、見ることもありません。SNSをやっている人と比べて情報収集力は劣るかもしれませんが、その分自分のやりたいことや得意なことに時間を集中投下しているので、仕事がどんどん増えています。

一つひとつの仕事を大切にする

クライアントを増やし、仕事内容も複数持つことで、一つの仕事がなくなっても不安に駆られることがなくなります。しかし、大事なことは一つひとつの仕事、一人ひとりのお客様との付き合いを大切にすることです。

お客様にとって、あなたが複数の仕事を抱えていることは関係ありません。それよりも、自分(お客様)にとって役に立つかどうかです。もし、忙しいを理由にレスポンスが遅くなったり、仕事が雑になってしまえば、お客様はどんどん離れていきます。

今やココナラ・ランサーズ・クラウドワークスなどの、クラウドソーシングでは評価が可視化されるため、あなたの評判は下がる一方です。見た目上の評価点は高くても、評価の内容、お客様の声を見れば、どれだけ仕事に誠実かどうかは客観的に伝わるもの。

なので一度引き受けた仕事は全力でやることが大切です。会社員と異なり、フリーランスの看板は自分自身です。多少寝る間を惜しんでも、納期は死守する、ルールを守る、細かなディテールを疎かにしない、期待を1%でも超える努力をする。これだけは守るようにしましょう。

まとめ|自分のポートフォリオを見直そう!

働き方の多様化にともない、様々な仕事をかけ合わせるポートフォリオワーカーという働き方はますます浸透していくでしょう。もちろん、1つの仕事を極める職人的な働き方を否定するわけでは一切ありません。しかし、1つの仕事を極めるには時間・労力、そして精神力が求められます。

ある意味私はそうした職人的な働き方を諦めたのかもしれません。以前はそうした中途半端な性格が嫌でしたし、プロスポーツ選手のように何かに秀でた人を羨む気持ちもありました。

しかし、自分のような特別な才能を持たない人でも、複数の仕事を掛けもつことで、自分らしさを発揮することはできます。今では、何か困った時にとりあえず相談してくれるようなお客様も増えました。

才能・センスも行動力と経験値でカバーできます。ぜひ、自分らしさを大切にしたい方はポートフォリオワーカーとしての生き方をおすすめします。

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