「飲み会が多すぎて家族との過ごす時間や勉強の時間が持てない」「飲み会は上司に気を遣ってばかりで正直疲れる」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?あなたは、上司や先輩から「飲むのも仕事のうちだから」と上司や先輩に教えられて、それを忠実に守ってきたのだと思います。ですが、正直心の中では「本当は行きたくない」と感じていませんか。それでも、職場で良い評価をもらえる為なら、と思って自分に言い聞かせて飲み会に参加しているかもしれません。
ですが、飲み会に参加し続けても、社内で良い評価をもらえることはありません。むしろ、飲み会に参加することが目的になっていると、知らずしらずの内に、自分のビジネスマンとしての市場価値を下げてしまいます。
実は僕も営業マン10年やっていて、飲み会にはほとんど参加しました。リクルートという会社は、大学のサークルの延長のような職場で、ほぼ毎日飲み会がありました。多い時は週5回、少ない時でも週1〜2回は参加していました。
上司・先輩・同僚・後輩、大人数の飲み会からサシ飲みまで、仕事が終わればほぼ毎日のように飲み会に参加していました。
しかしある時に気づきました。飲み会に参加しても何も得られないことに。むしろ失ったものの方が多かった気がします。それに気づいてからは、飲み会はきっぱり断るようにしました。
その結果、得られたものが多かったです。むしろ、本来得られたものを飲み会に参加することで、自ら手放していたのだと思いました。
この記事では、あくまで「本当は飲み会に行きたくないけど無理に参加している」という人を対象にしています。
ですので、「会社の飲み会大好き」「飲まずにはやってられない」とお考えの方は読まないで頂いて大丈夫です。
「飲み会行きたくないけど誘われると断れない。」「飲み会欠席すると後から何か言われそうで不安。」とお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
営業が飲み会に参加することで生じるデメリット
- お金が掛かる
- 飲み会の話題は愚痴と不満が中心
- 飲み会の話は覚えていない
- 仕事の疲れが取れない
- 家族(大切な人)と過ごす時間が減る
順番に解説していきます。
お金が掛かる
月にどれ位飲み会行っているか数えたことありますか?
※ここで言う飲み会は、人数に関わらず、お酒が入った席のことです。会社帰りに、中の良い人とサシ飲み行くというのもカウントしてください。(現在はコロナで自粛中だと思うので、コロナが騒がしくなる前の1月あたりを思い出してみてください)
そして、その飲み会に幾らお金払いましたか?
例えば、1回3000円×月4回(週1回平均)=1万2000円です。
1万2000円×12ヶ月=年間14万4000円です。
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]15万円あれば家族旅行ができる[/word_balloon]
しかも、帰りにラーメン食べたり、コンビニ寄ったりすることもありますよね。タバコを吸う人もいるでしょう。そうやって、飲み会に行くことで間接的に払うお金もあると考えると、単純に20万円位出てるはずです。(飲み会週2回という人でも10万円です)
その飲み会に投資した分は、ちゃんと給与アップにつながっていますか?
要は20万円飲み会に投資したら、倍の40万円は収入アップに繋がらなければ、ただの浪費です。(会社にお金を稼ぎに行っているのに、逆にお金がなくなるって切ないですよね。)
愚痴と不満が中心
飲み会になると、普段物腰柔らかい人でも横柄な態度をとるようになったり、くだを巻くようになったりします。
または、愚痴と不満が中心になります。厄介なのは、言ってる本人は愚痴と感じていません。「自分の話は正論である」という主張です。(それを直接本人に伝えられないから愚痴なんですが・・。)
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]飲み会後に嫌な気分になります[/word_balloon]
話した内容を覚えていない
飲み会の時に出た話を覚えていますか?なんとなく「楽しかった」「◯◯さんが面白かった」のようなことは覚えているかと思いますが、具体的にどんな話をしたかというのは覚えていないのではないでしょうか。
いくら、白熱した議論が繰り広げられたところで、次の日には大抵話の内容忘れています。
ほとんどは「昨日は楽しかったです!また行きましょう!」で終わります。
結局飲み会に得られるのは、束の間の一体感と、忖度です。
仕事の疲れが取れない
体内にアルコールが残っていると疲労が抜けません。睡眠中もアルコールの分解にエネルギーを使ってしまうからです。
すると、目覚めがスッキリしない。集中力がない。仕事の生産性が下がる。成果が出ない。となっていきます。
「いや、俺は飲み会の翌日もバリバリ働いている!」という人もいるかもしれませんが、それは大抵は緊急度・優先度が高い仕事のみです。締め切りがあるから、身体に鞭を打って動いているだけです。
仕事の生産性を高めるためには、緊急ではないけれど重要な仕事に取り組むことが必要です。(例えば、読書をする。3ヶ月先の計画を立てる。新らしい分野の勉強をする。セミナーに参加する。などです)
飲酒の習慣が身についている人は、あまり実感が沸かないと思うので、試しに1週間で良いので禁酒してみてください。
翌朝の目覚めや、仕事に対する集中力が違うことが実感出来ると思います。
家族や大切な人と過ごす時間が減る
昔と違い、これからの時代は、仕事か家庭か。という考えではなく、仕事も家庭も両方を大切にするということが大事です。
よく聞く「ワークライフバランス」という言葉がありますが、これは「仕事と家庭のバランスを取る」という意味ではありません。
両方を大切にすることで、仕事も家庭もより良くしていくという意味です。
ワークライフバランスとは 生活と仕事の調和
なので、仕事に比重を置き過ぎると、家族や大切な人との時間が疎かになってしまいます。ましてや、目的意識のない飲み会に時間を費やしたり、飲み会を仕事の一部と捉えて参加する必要はありません。
大切な人と、過ごす時間を増やしましょう。あなたが飲み会に行っている間、家族はずっと帰りを待っています。
1時間でも早く帰ったら、満面の笑顔で喜んでくれると思いますよ。
会社の飲み会の断り方
ポイントは3点です。
- 飲み会に参加することの意味を考える
- 勇気を持って断る
- 先に予定を入れる
飲み会に参加することの意味を考える
普段、飲み会の参加率が高い方というのは、もはや思考停止状態だからです。
「誘われたから」「上司からの招待だから」「予定空いているから」とか単純な理由です。
誘われた時点で、即決するのではなく「予定確認します!」と一旦保留にしましょう。
そして、その飲み会に参加する意味を考えましょう。
誰が参加するのか、お金が掛かるのか、どんな話をするのか。
と考えましょう。すると、「あまり参加する意味がなさそうだな」と気づくはずです。
意味がない飲み会にお金と時間掛けてわざわざ参加する必要はありません。
ビジネスYouTuberの動画を5本位観てた方が、お金もかかりませんし余程有益です。
勇気を持ってきっぱり断る
断ることが出来ないという人の気持ちもわかります。
断ることってやはり勇気がいりますよね。せっかく誘ってくれたのに、申し訳ないな。とか良心が傷つくというか。
その気持ちは僕もそうだったので凄くわかります。
でも、それは勘違いです。誘う方は大してあなたにそこまで興味もってません。単純に「あの人もとりあえず声掛けとくか」「あの人暇そうだしちょうどいいかな」とかそんな理由です。要は、都合良く使われているというだけです。
なので、勇気を持って断りましょう。1回できれば大丈夫です。そしたら、2回目3回目は余裕です。
そうしていく内に、誘われることも減ります。
僕も初めは断ることに、勇気がいりましたが、あとは気にならなくなりましたし、断り続けていたら誘われることも減りました。逆に、飲み会の企画側が僕にどうしても参加してほしいような場合は、その開催目的も含めて説明をしてくれるようになりました。
先に予定を入れる
飲み会を断るコツは、即決で「すみません。その日は参加出来ません」「今回は遠慮します」と伝えることです。
ただ、やはり予定がないと、その即決が出来なかったりしますし、誘う側も中にはわざわざスケジュール確認して「この日空いてますよね?」と言ってきたりします。
なので、予定は先に押さえておくことが大切です。
「そんなに毎日予定入れられない」という方もいますが、理由はなんでもいいです。
- 資格の勉強がある
- ジムに通っている
- ランニングを日課にしている
とかが挙げられますが、「その日くらい良くない?」と相手は思うはずなので、
それに対して、優先順位がめちゃくちゃ高いことであるという理由をつけることが大切です。
例えば、
- 資格の勉強がある→試験が1ヶ月後でラストスパート中。
- ジムに通っている→今月末までに体脂肪率を10%にすることが目標。
- ランニングを日課にしている→3週間後に大会がある。それに向けてその日は外せない練習メニューがある。
みたいな感じです。すると相手は「そんな事情があるなら、飲み会で邪魔出来ないな」となります。
まとめ|飲み会は基本参加しなくてOK。本当に必要な時だけ参加するべき。
- 営業マン・会社員にとって飲み会に参加するメリットは少ない
- 飲み会に行くよりも、自己投資に使った方が成長出来る
- 断る時は初めは勇気がいるが、慣れれば余裕。断ることで、自分に自信がつく。
断ることを中心に書いてきましたが、実際には飲み会は楽しい場でもあるということは、僕自身とても理解しています。
やっぱり仲間とワイワイするのはストレス発散にもなります。
ただ、将来的なことを考えると、楽しいだけではダメだなと思います。
これからの時代は、会社員といえど、自分をプロデュースすることが必要となります。
飲み会も本来は楽しい場であるべきものなので、変に顔色を伺って参加するよりも、心から楽しめる機会にしていきましょう。