- 一生懸命に伝えようとするほど、空回り。
- 自分でも何を話しているのか、わからなくなってくる。
このように、話し方・伝え方についてお悩みではありませんか?
私も営業マン時代に、上司から「話が長い!」と言われて心底ショックを受けました。
残念ながら、どんなに一生懸命に話しても、相手に伝わらなければ伝えたことにはなりません。
話し方・伝え方には、ポイントがあります。それがPREP(プレップ)法です。口下手の方でも、PREP法を意識すれば相手に伝えたいことが、明確に伝えられるようになります。
自分の考えが相手に伝われば、それだけで仕事やプライベートが上手くいくようになります。
ぜひ参考にしてください!
営業マンに必要なのはトークの型
営業マンというと一般的には「話し上手」というイメージを持たれる方が少なくありません。
しかし、実際の営業シーンにおいて「話し上手」「類まれなトークセンス」は一切不要です。
もちろん、お笑い芸人を目指す方などであれば、全ての出来事を笑いに変えるような、圧倒的なトークセンスは必要でしょう。
しかし、営業マンで普通に成果を出すのであれば、トークセンスを磨くよりも、「話し方の型」を身につけることの方がよほど大切です。
PREP法とは
話し方の型として有名なのが『PREP法(プレップ法)』です。
PREP法とは、4つのキーワードによる、話し方の順序・構成のことです。
- 「P:POINT(結論)」
- 「R:REASON(理由)」
- 「E:EXAMPLE(具体例)」
- 「P:POINT(結論)」
結論 → 理由 → 具体例 → 結論
といった順序で話すことで、明確でわかりやすく伝えることが出来ます。
PREP法の例
求人広告営業マンの商談シーンを例にPREP法の使い方を紹介します。
P:POINT(結論)
今回の○○職に関して、最も最適なご提案は、△△というメディアの☆☆プランです。
R:REASON(理由)
理由は3点あります。1つ目、ターゲットと募集職種がメディアのコンセプトのマッチしていること。2つ目、他社で実績があること。3つ目、今ならキャンペーンが適用出来ること。
E:EXAMPLE(具体例)
理由1つ目、2つ目の根拠となるデータ資料です。こちらをご覧ください。
P:POINT(結論)
以上のことから、今回の○○職に関して、△△というメディアの☆☆プランをご提案させていただきます。必ずや御社の採用成功に繋がるように尽力いたします。ご検討お願いします。
伝え方・話し方が上達するためのステップ
ポイントは2点です。
- 伝えたいことをPREP法で文章にする
- 人前で話す機会を作る
伝えたいことをPREP法で文章にする
伝えるのが下手な人は、自分の頭の中だけで話そうとします。何を話すか、考えながら話してたら、どんどん話が長くなりますよね。
料理をするときも、はじめに何を作るかレシピを考えるはず。それと同じように、ビジネスシーンでも何を話すか事前に決めておくことが大切です。
大事なのは、「一語一句書き出すこと」です。
手間は掛かりますが、話すのが下手な人が中途半端なことをやっても上手くいきませんので、面倒くさがらずにやりましょう。
人前で話す機会を作る
積極的に人前で話す機会を作りましょう。できれば5人以上の前で話せると良いです。
2〜3名の少人数であれば、なんとなく雰囲気やニュアンスで伝わりますが、5名以上となると、誰にでも分かる話し方が求められます。
職場であれば、朝礼・ミーティングの場があれば、勇気を持って手を挙げて話す機会を増やすことをおすすめします。
ちなみに、私の場合は「話すのが苦手なのでそれを克服するために、毎週1分間スピーチの時間をください!」とお願いしました。
宣言することで「今日はどんな話するのかな」と注目が集まるので、毎回必死に準備します。1分間話すための台本作りに30分以上掛けてました。
そんなことを毎週やっていく内に「今日の話、めちゃくちゃわかりやすかった」「すごくイイ話だった」と言われるようになったのです。しばらくすると、いつのまにか「話が上手い人」と言われるようになりました。
まとめ
「伝え方が9割」という本がベストセラーにもなっていましたが、世の中には伝え方に悩んでいる人が意外に多いようです。
今回紹介したPREP法を意識するだけで、伝え方は大きく改善しますので、ぜひ実践してみてください。