「あなたに営業は無理」と言われた僕がリクルートMVPになるまでの話

「あなたに営業は無理」と言われた僕がリクルートMVPになるまでの話

こんにちはタカハシです。こちらをご覧になった方は、こう思っていませんか?

「未経験から営業マンになれるかな」

「すごく見知りだし、おしゃべりも上手くないけど、そんな自分でも営業できるかな」

「営業で成績上げられる人って、元々コミュニケーション力に長けている人だろうから、自分には無理かな」

結論、全く心配入りません!

 

僕は、某大手求人広告会社で7年、その後広告代理店で3年、通算で10年間求人広告の営業マンをしてきました。

そんな僕ですが、実は”すごい人見知り”なんです。元々、人前で話すことも、新しく友達を作ることも、合コンも苦手です。。

今でも、「声が小さい!」とよく妻に怒られます。

なので、10年前に「求人広告の営業に転職する!」と家族や友人に話したら、「お前は、営業できないから辞めておけ」「しかも求人の営業キツくて有名なんだから絶対無理でしょ。」と言われていました。

そんな僕ですが、在籍中は、MVP5回(Q、半期)、グランドスラム獲得(通年達成)、その他諸々の表彰を頂くことができました。

この記事では、僕のような人見知りでも、営業マンとして一人前になれるコツ、むしろ人見知りだからこそ活躍できる可能性がある、ということをお伝えしたいと思います。

記事を読み終えた時に、「営業にチャレンジしてみよう!」と思って頂けたらと幸いです!

そもそも営業マンの役割とは何か

営業マンの役割は何だと思いますか?無理やり商品を売りつけることでしょうか。NOというお客様にYESと言わせることでしょうか。

結論からお伝えすると、営業マンの役割とは”相手の悩み(ニーズ)に対して、解決策を提案すること”です。

なので、正直おしゃべりの上手さと、営業マンとしての資質は関係ありません。

ましてや、ニーズがない相手に対して、無理やり商品を売りつけたり、伝えるべき情報を伝えないまま、良いことばかり伝えて販売することは間違いなくトラブルになりますので、やってはいけません。

あくまでも、お客様ファーストで、お客様の悩みの解決に寄り添う存在が、営業マンであるということを覚えておいてください。

人見知りだからこそ営業マンとして活躍できる理由

  • 相手の気持ちを察することができる
  • 慎重に物事を進めることができる
  • 相手の話を聴くことが得意である
  • 深い付き合いが出来る

相手の気持ちを察することが出来る

初めて会う人と話すのは緊張しますよね。その緊張の原因は「この人はどんな人なんだろう」「何を考えているんだろう」「自分のことをどう感じているだろう」という不安から来るものですよね。

でもそれは、逆を言うと”相手のことをよく観察して、色々考えているから”とも言えます。

そして、それは営業マンとして、とても大切なことでもあります。

相手の気持ちを察することをせず、自分の言いたいことばかりベラベラ話す営業マンは、間違いなく嫌われます。

逆に、優秀な営業マンは、常に相手を観察し、「今の案内わかりづらそうだったな」「まだ少し悩んでいそうだな」と察することができます。

慎重に物事を進めることができる

営業マンの仕事は多岐に渡ります。

  • アポイントの準備として、情報収集や、資料作成。
  • 実際のアポイントでの提案の進め方のイメージ作り。
  • 契約書、見積書の作成。
  • 成約後、納品までのお客様とのやり取り。
  • 納品後のお客様へのアフターフォロー。
  • 継続的なお客様へのご連絡。

などです。

営業マンとして活躍するほど、担当するお客様の数は増えていきます。

僕も多い時は、300社ほど担当をしていました。

どのお客様も大切なお客様ですので、対応に漏れがないように慎重に丁寧に進めることが大切です。

人見知りの人は、特に「ミスがないか」「今のやり方で間違っていないか」「何か相手に不快に思われていないか」と慎重なことが多いので、マルチタスク能力に長けていると考えます。

逆に、堂々としているようで、単に慎重さに欠けていて、「何とかなるでしょ」「とりあえず後から直接話して説明すれば大丈夫」と、行き当たりばったりで考えている人は、とんでもないクレームに繋がっていたことを何度も見てきました。

慎重・丁寧すぎる位が、営業マンにはちょうど良いと思います。

相手の話を聴くことが得意である

冒頭でもお伝えしましたが、営業マンの役割は、”相手の悩み(ニーズ)に対して、解決策を提案すること”です。

つまり、”相手の悩み(ニーズ)をどこまで聴きだせるか”が重要です。

例えば、あなたは自分の悩みを誰に相談しますか?

相談をしたのに、自分の話ばかり主張してくる人よりも、最後までしっかり話を聴いてくれて、最後にちょっとしたアドバイスをしてくれる人に相談しませんか?

悩みは2種類あります。

  • 健在ニーズ
  • 潜在ニーズ

健在ニーズは、相手が既に言っていることです。

例えば、求人広告の営業だったら「アルバイトが2人辞めてしまったから、シフトが回らない」といった悩みです。いわゆる欠員ニーズです。

潜在ニーズとは、相手が口に出して言っていないけど、実は考えている悩みです。

例えば、「アルバイト補充もしたいんだけど、実は将来店長を任せられるような社員を採用して、自分は2店舗目を出店したいんだよね」みたいなニーズです。

潜在ニーズの場合、見ず知らずの人に、初めから話すことはありません。

時間を掛けて、信頼関係を築き、その上で「この営業マンにだったら、話しても良いかな」「この営業マンなら役に立ってもらいたいな」と思っていただけるのです。

その信頼関係を築くためには、相手の話をしっかり聴くことが大切なんです。

話すことよりも、聴くことが営業マンとして大事であるのです。

人見知りの方は、特に話をじっくり聴くことが得意な方が多いので、実は営業マン向きなんです。

深い付き合いができる

人見知りの人に多いのは、不特定多数の人と仲良くなるのが苦手なことです。

ただ、逆に数人でも深い付き合いがある人はいるのではないでしょうか。

僕もそうですが、友人の数は多くありません。

ただ、高校や大学の部活動でしのぎを削った仲間とは今でも深い付き合いが出来ています。

要するに、「広く浅く」ではなく「狭く深く」付き合うことができるんです。

これを営業シーンに例えた場合、お客様側の気持ちとしては、

「どうせウチの会社なんて、数ある客の内の1社なんでしょ。」

と言われるケースがあります。

それよりも、深い付き合いが出来ていると、

「いつもウチのことを気にかけてくれている。」「相談したいと思った時に顔が浮かんだ。」と言っていただけることも多いのです。

まとめ

今回の記事のまとめです。

  • 営業におしゃべりの上手さは関係ない
  • 人見知りだからこそ、営業マンとして活躍できる可能性が高い
  • 相手の気持ちを察する、話すことよりも聴くことが大切

いかがだったでしょうか。

営業マンは、おしゃべりの上手さや、ユーモアセンスは必要ありません。もちろん、お客様との相性によってはそういった個性で関係性を高めることが出来ますが、営業の本質は「相手が抱えている悩みを解決する提案をすること」ですので、人見知りな方でも十分に活躍可能ですよ。むしろ「営業やってみたいけど、やっぱり自分には向いていないかな」と悩んでいる位なら、勇気を持ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。自分のやってみたいという気持ちに正直になることが一番大切だと思います!

以上です。今回も読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA