同じ仕事をしていても、成果が出る人と、思うように成果が出ない人がいます。
成果が出る人は、やりがいやレベルの高い仕事を任されるようになり、昇給や昇進をしていきます。
反対に、成果が出ない人は、いつまでも同じような仕事ばかりしか任せてもらえず、年齢だけを重ねていく内にビジネスマンとしての旬を過ぎてしまう可能性があります。
その両者の違いはどこから生まれるのか。それは初速思考に関わってきます。
初速思考を持つことで、今までと同じ時間でより多くのことが出来るようになります。
同じ時間で1つのことしか出来ない人と、3つ出来る人がいれば、当然後者の方が成果も評価も高くなります。
この記事では、初速思考について解説していきます。
初速思考とはなにか?
初速思考とは一言でいうと、最速で結果を出すための思考法のことです。
情報過多の現代において、昨日までの常識が新しいものに変化していることは珍しくありません。情報収集している間に、次の話に進んでいて、その遅れが致命的な結果になることもあります。
完璧主義で100点を目指すよりも、6割暗いの出来上がりでとにかくアウトプットすることが大事です。
初速思考で仕事をする人の特徴
初速思考で仕事する人と、なんとなく仕事する人の違いを比較してみました。
初速思考で仕事する人 | なんとなく仕事する人 | |
計画と実行 | 走りながら考える | 考えてから動く |
行動への着手 | 速い | 遅い |
経験からの学び | 記録して蓄積 | 垂れ流し |
行動 | 経験をもとに行動 | その場しのぎ |
パフォーマンス | 安定性がある | 波がある |
スピード | 即実行 | 意図のない先延ばし |
結果 | すぐ見える | 発生してから対応 |
トラブル対応 | 事前に予防 | 発生してから対応 |
変化への対応 | 柔軟に修正 | 変化自体に気づかない |
支援 | 周囲に応援してもらえる | 働きかけが苦手 |
信頼 | 信頼され任される | 懐疑的で催促される |
初速思考がある人は、計画を立てることよりもまずは実行する。気になったらすぐに調べて、実践してみる。実践したことは記録し、他の誰かに伝える。
伝えるというのはSNSの発信も同じです。例えば、Twitterで情報発信している人は、発信することで自分の中に知識として定着させるという目的もあります。
時間と費用を掛け、入念に準備をしてから実践していては、外れた時の代償も大きいですし、ライバルから遅れてしまうこともあります。
それよりも、完璧でなくてもまずは始める。検証しながら改善を繰り返す。情報の移り変わりが速い現代においては、スピード感が求められています。
個人の生き方・働き方も同じこと
初速思考を持つことは、仕事の中身だけの話ではありません。個人の生き方・働き方というキャリアの観点でも同じことが言えます。大企業だから安心といって、生涯安泰という時代ではなくなりました。
もし今の仕事が無くなった時に、他に生きていく術があるか。仮に明日仕事がなくなっても、瞬時に他の仕事に移れるか、ということです。
現状にしがみつこうとすると、考えや視野が狭くなります。新しいもの・価値観を受け入れられなくなります。それよりも、初速思考を持つくことで、新しいことに対して積極的になれたり、行動することに対して抵抗がなくなります。色々な経験をする中で、出来ることが増えると心にも余裕が生まれます。
初速思考を身につけるためのアクション
- 目標、計画を立てる
- 目標や計画の完璧さよりも、見える結果を意識する
- 小さくてもいいから、目標達成に繋がるような具体的な行動をする
- その過程を「1日1行」でいいので記録する
記録や情報発信には、Twitterやブログがおすすめです。他人から見られることでモチベーションも保てますし、自分と同じような仲間と繋がれる可能性があります。
影響力は、人の目に触れないことには始まりません。行動を起こすことで、今までにない反応やストレスを感じたりすることあります。
でもそれは新しいチャレンジをするために避けては通れない筋肉痛みたいなもの。自転車の練習する時も、転んだりしながら、次第に乗れるようになりますよね。思考の習慣も同じです。大事なのは途中で辞めないことです。
挫折しそうな時も「自分は今変わろうとしている」と言い聞かせて継続しましょう!