内向型の元営業マンです。話すことが苦手なので、それ以外の部分で営業としての信頼獲得に努めていました。
今回は、たった1通のメールで「出来る営業マン」と感じてもらうためのテクニックをご紹介します。
お客様にメールを送る際の宛名の入れ方どうしてますか?
営業マンのみなさんは、お客様と毎日数多くのメールをすると思いますが、その時に、必ず「宛名」をつけますよね。
例えば、
株式会社○○
△△部
部長 □□様
お世話になっております。
株式会社☆☆です。
のように、社名+部署名+役職+氏名の部分です。
逆に、お客様もメールをくださる時、
営業マンの氏名に加えて、社名・所属部署の名称などを入れてくださることもあります。
この時、相手の宛名を入れる際に、何を参照しますか?
お客様の名刺という方もいるかと思いますが、おそらく大半の方は「お客様のメールの署名」を参照するのではないでしょうか?
メールの署名を意識することは、実は出来る営業と思わせるポイントなのです。
メールの署名一つで出来る営業と思わせるテクニック
下の画像見て頂くとわかりますが、
お客様は営業にメールを送る時、多くの場合は営業マンの署名欄からコピペをします。
下記の場合は、コピペして敬称に様をつけるだけで済みます。
続いて、下記のように装飾をしている場合はどうでしょうか。
お客様は署名をコピペした後に、<<<<、 >>>> の装飾を削除する手間が発生します。
実は、これがお客様には地味にストレスに感じるのです。
これだけで?
と思うかもしれませんが、やってみると5秒くらい掛かります。イコール、お客様の時間を無駄に使わせています。
お客様の手をわずらわせない配慮が必要です。
署名の目的は、お客様が営業マンの連絡先を把握するため
署名の目的は、お客様が営業マンと連絡を取りたい時(電話、メール)に連絡先を一目でわかるようにしておくことです。
なので、基本シンプルにしておくと良いです。
先程の無駄な装飾もそうですが、他にもやたら自社のサービスの紹介やら、URLやらで埋め尽くされて、肝心の連絡先がどこに書いているかわからないという署名はNGです。
営業マン側の気持ちとしては、自社のサービスの紹介や、色々なURLを張っておくことで、「○○さんの会社ってこんなサービスもやってるんだね!署名で気づいたよ!」と言ってもらいたいのかもしれませんが、そんなことはまず起きないと考えた方がいいと思います。
言ってしまえば自己満足に近いので、それを期待するくらいなら、お客さまの手をわずらわせないことだけを考えましょう。
その方がイチ営業マンとして信頼されます。
イチ営業マンとして信頼されれば、その後転職をしても、独立をしてもお付き合いが続く可能性が高くなります。
会社から署名が決められている場合
このように言うと、
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]署名は会社で決められています[/word_balloon]
という方もいるかもしれないと思いました。
基本無視で良いと思います。
お客さまを見て仕事するか、社内を見て仕事するかの違いです。
お客様から信頼を得たいなら、お客様のことだけを考えましょう。
営業の世界は、お客様から信頼されて結果が出ればそれが正解です。
むしろ、他の人がやっていないことにこそ価値があったりします。
なぜ、このように言うかというと、
僕自身、署名のことをお客様からご指摘を頂いたからです。
「タカハシくんの署名どこにあるか分かりづらいよ。余計な文言いらないよ。」
「返信するときコピペ面倒なんだよなあ。こういうところがお客様のこと見てないよね。」
といったように、ありがたいお言葉を頂きました。
それ以来、「署名はシンプルに」「無駄な装飾はつけない」ことを意識しました。
ちなみに僕の後輩は、署名欄に自分の顔写真を入れてました。
顔を覚えてもらえて好評だったようです。
さすがに僕はそこまではやりませんでしたが、これもお客様を見て仕事している良い例だと思います。
まとめ|お客様を見て仕事しましょう
会社のことではなく、お客様を見て仕事をしましょう。
これに尽きます。
営業マンとして最も重要なのは、お客さまから「あの営業マンに任せると仕事が楽」と思わせられるかどうかです。
お客さまは色々な視点で営業マンを評価します。
メール1通、電話1本、商談時の説明、事前準備。
お客様と接点を取る部分を全て見直しましょう。
その際にポイントとなるのが、「これはお客様にとっては無駄じゃないか?」「お客様の時間を奪うことにならないか?」と考えることです。
お客様の時間を奪わないことを意識すれば、必然的に事前準備を徹底的に行うようになります。
お客様が不安や疑問に感じるであろうポイントを先読みして、それに対する対策や準備をしておくと、「この営業マンに任せれば安心だな」と感じてもらえるようになります。
細部にまでこだわることをぜひ意識しましょう。