こんにちは、タカハシです。
某大手求人広告会社で営業7年して、在籍中MVP(最優秀営業表彰)5回獲れました。
しかし、その裏ではそれ以上の失敗や挫折をしてきました。
例えば
- 誤字のまま入稿
- 使われていない電話番号を記載
- 別な原稿流用して入稿
- アポの遅刻、スケジュール管理漏れ
- 締め切り時間直前に電話番号確認したら、全く別な人の電話に繋がり、間一髪で原稿修正。→死ぬほど怒られる
求人広告営業経験がある方なら、わかるかと思うのですが、これ相当ヤバイやつです。
そんなやつでも、上司は僕を見捨てずに、面倒をみてださったことは心から感謝しています。
そのような中で、特に「自分が変わらないといけない。」と感じた瞬間は、お客様からお叱りを頂いた時です。
上司から怒られることよりも、同僚から注意を受ける時よりも、やはり営業マンとしては、お客様から頂いた言葉が最も影響が大きかったように感じます。
今回は、お客様からのお叱りの言葉の中で特に印象に残っているものを紹介します。
求人広告営業やってキツかった体験。
担当させて頂いたお客様から頂いたお叱りの言葉を幾つか紹介します。
「お前から営業してきて、やってませんはおかしいだろう。」
担当していた建設会社の社長から言われた言葉です。
背景は、僕が社長に対して、「最近どうですか?そろそろ求人掛けませんか」と電話営業をしたところ、社長は「じゃあ原稿考えてみて」と言ってくれました。
しかし、その週は他のお客様の対応でバタついてしまい、その社長の対応を後回しにしていました。
自分としても「まだいつ掲載すると決めてないし、申込書も貰ったわけじゃないから、来週でいいか」位に構えていたんです。
その週の締め切りが終わり、休みの週末を迎えました。そしたら、土曜日の朝にお客様から電話が掛かってきたのです。嫌な予感がしつつ、電話に出たところ、「ウチ来週から掲載されるの?」と社長は言いました。
それに対して、僕は恐る恐る「いえ、まだ原稿も申込書もお送りしていないので来週は載りません」とお答えしました。
その瞬間。
電話越しでも伝わる、物凄い剣幕で
「ふざけんな。お前から掲載しませんか。ってお願いしてきたのに、やってませんっておかしいだろう!!」と言われました。
【この経験で学んだこと】
- 口頭であっても、約束守るべきもの。
- 自分のペースではなく、相手のペースで仕事をしなければならないということ
※土曜日の朝からスーツに着替えて、飛び込みで社長宅に謝罪にお伺いしたのは良い思い出です。
「それは営業の仕事じゃないよ」
理容室を経営されている会社の社長から言われた言葉です。
求人広告のキャンペーン(半額で掲載できる)を案内したところ、
「タカハシ君さ。そんなの子どもだって言えるよ。”おじちゃん、この求人誌に来週は半額で載せられるんだよ”って。」
「営業の面白さはそこじゃない。もっと周囲の状況を調べたり、業界のこと勉強したり。その上で自分が担当しているお客様が、今よりも良くなる企画を提案することだよ。」と言われました。
【この経験で学んだこと】
- 求人広告の枠売りになってはいけないということ
- 例え、割引キャンペーンでも、その導入背景や、お客様に対してメリットに感じられるように提案をすること
- 営業の本質は、売上をあげることではなく、お客様の課題解決をすること
その後、関わり方を変えて1年程担当を務めさせて頂きましたが、担当変更をする際は、お客様は泣いて別れを惜しんでくれました。
「私達はあなた達しか頼れないのに、なぜあなた達がミスをするんだ」
仙台で営業をしていた際に、飲食店を経営されるお客様に言われた言葉です。
当時の仙台は(今の状況がわからないので)、求人広告を扱っている企業が少なく、自社のシェアが高いマーケットでした。そのため、人手不足に困るお客様としてはどんなに自分たちのことが嫌いでも、その広告を使わざるを得ない状況でした。
そんな時に原稿ミスを起こしてしまい、謝罪にお伺いした際に言われた言葉です。
「正直お宅の会社は大嫌いだし、他にあるなら使いたくない。でも使わなければ、人を集められないんだ。そういった状況なのに、なぜあなた達がミスをするんだ!」
【この経験で学んだこと】
- 殿様商売になっていないか
- 掲載するお客様、仕事を探す求職者の視点に立った仕事をしているか
- 仕事は細部にまでこだわっているか
失敗した分、成長出来たという話
上記の他にも、もっとストレートに厳しい言葉を頂いたことも沢山ありますし、有無を言わさず担当変更をされたこともありました。
こうした厳しい言葉も、自分を成長させるための機会と捉えて、「自分の何がいけなかったのか」「次同じことを繰り返さないためにはどこを直したらいいか」を考え、小さな改善の繰り返しをしてきました。
例えば
- 本を読み、書いてあることの一つだけを即実践する
- その日、失敗したことを書き出し、明日同じことが起きたらどうするかアクションプランを考える
- その日、上手くいったこと、嬉しかったことを3つ書き出す(どんな些細なことでも書く)
その結果、少しずつですが、お客様からの信頼と、営業成績も好転していきました。
正直MVPを獲れるかどうかは、その時のタイミングやお客様の状況といった、自分ではコントロール出来ない要素も組み合わさって、獲れるものかと思っていますが、そうしたチャンスボールが飛んで来た時に、キャッチできる準備が出来ているか。ということが大事かなと思います。
上手くいかない時こそ、足場をしっかり固めることを意識するといいと思います。
以上です。
今回も、読んでいただきありがとうございました。