「営業メールを作り込んでいるはずなのにイマイチ反応が薄い」「相手の心に響く営業メールを創りたい」このようにお悩みではありませんか?
営業メールでお客様の心を動かすためには、相手に共感の姿勢を示すことが大切です。
共感の姿勢とは「私はあなたの考えに賛同していますよ」と相手に示すこと。
だれでも自分の考えに共感してもらえば嬉しいと感じますよね。
共感の姿勢をメール内に入れるだけで、メールの返信率も大きく向上します!
本記事では、メールで共感の姿勢を示す方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
営業メールで共感の姿勢が大切な理由
営業メールでは相手に共感の姿勢を示すことが大切です。
共感の姿勢とは、
- 自分も同じ意見であること
- 相手の意見・考えに賛同していること
を態度で示すことです。
誰でも自分の意見や大切にしていることを肯定されたら嬉しいと感じますよね。
もしくは自分が好きなものを相手も好きだったら親近感が湧くでしょう。
特にビジネスにおいては、信頼関係が第一となります。
お客さまはお金を払ってサービスや商品を購入するため、「この人は信用に値するか」「一緒に問題解決に向き合ってくれるか」といったことをシビアに考えるからです。
信頼出来る相手であれば多少費用が高くてもサービスを購入してくれますし、逆に信頼がなければ1円でも払いたいと思いません。
むしろ時間すら使いたくないと思われてしまうでしょう。
共感の姿勢を示す営業メールの作り方
共感の姿勢を示す営業メールの作り方は次の手順で進めていきます。
相手のことをリサーチする
共感をするためには当然相手のことを深く知ることが第一歩です。
相手のことを調べれば調べるほど、相手に興味関心が持てるようになります。
今はインターネットが普及したことで、相手の情報は比較的かんたんに調べることができます。
逆にいえば、調べればわかることすら知らなければ、相手から信頼を得ることは難しいといえるでしょう。
例えば次のような情報はかならずチェックしてみてください。
- SNS:発信しているメッセージ、活動内容など
- HP:企業のビジョン、代表メッセージなど
- その他Webサイト:インタビュー記事など
- YouTube動画
- ブログ記事
- 出版している書籍
こうした情報をくまなくチェックすることで、相手の考えに触れることができます。
ここで大切なことは徹底的に調べるということです。
「そんなことまで調べてくれているのか」と思わせれば相手は信頼してくれます。
プライベートだと少々気持ち悪がられるかもしれませんが、ビジネスの場合は調べるだけ調べて損はありません。
気づき・共感ポイントをまとめる
色々な情報をリサーチすることで相手のことを深く知れたら、それについて自分自身がどのような感情を抱いたか、気付きや共感したポイントを言葉にしてまとめます。
正解・不正解ではなく「自分自身がどう感じたか」を素直に言葉にすることが大切です。
それに対して、「なぜそう感じたか」の理由も一緒に考えます。
例えば、「HPに書いてあった◯◯というビジョンに大変共感しました」だけでは弱いですよね。
「わざわざHPまで見てくれたんだ」と感じてもらえると思いますが、それだけでは他の人も同じことが言えてしまいます。
「◯◯というビジョンに共感しました。なぜなら私は〜〜」のように、自分自身の原体験や過去のエピソードに紐付けることで相手にも印象が残ります。
営業メール内に書く
共感のポイントを営業メール内に記載します。
ここで大切なことは「売り込まない」ことです。
- 自分が何者で(どんな仕事をしていて)
- 相手のどんなことに共感をして
- 相手にどんなことで役に立ちたいか
という3点が押えられていることが大切です。
特に2つ目のどんなことに共感しているかが具体的であれば、相手の心に響く可能性が高くなります。
もし、そこで仕事に繋がらなかったとしても問題ありません。
すぐに仕事につながらなくても、心の信頼を獲得できるお客様が増えれば、いずれ機会が生じた時に相手から仕事の依頼が来るでしょう。
営業メールは将来に向けた種まきと捉えて、作業にならずに心を込めたメールを継続することが大切です。